スタッフブログ
アレルギー性結膜炎について
こんにちは、JRあぼし店です。
毎年2~3月頃になると、花粉症の方は症状が出始める頃だと思います。
症状は全身に出ますが、その中でも目について焦点を当ててお話したいと思います。
〇アレルギー性結膜炎の種類
花粉が原因で起こる目の充血やかゆみはアレルギー性結膜炎に分類されますが、
その中でも花粉症とよばれているのは季節性アレルギー性結膜炎、
花粉以外にもアレルギー反応を起こして1年中症状がでる場合は
通年性アレルギー性結膜炎と呼ばれます。
また季節性アレルギー性結膜炎の中、症状が重いもので春季カタルと呼ばれるものもあります。
〇症状
症状は基本的に共通で、目のかゆみ・充血・目やになどですが、
春季カタルはさらにまぶたの裏に石垣の様な凸凹ができ、
痛みや目に傷をつけてしまうことがあります。
季節性アレルギー性結膜炎は毎年決まった時期に症状が現れ、
通年性アレルギー性結膜炎は1年中症状が出ます。
春季カタルは1年中症状が出ますが、春から秋にかけて症状が悪化し、
冬におさまるといったサイクルを繰り返します。
学童期の男子に多く、大人になるにつれて自然に良くなっていきますが、
アトピー性皮膚炎を併発していると治りにくいと言われています。
〇治療薬
治療には抗アレルギー点眼薬を使用し、良くならない場合はステロイド点眼薬を使用します。
春季カタルに関しては上記の薬以外にも免疫抑制薬の点眼薬を使用することもあります。
また、季節性アレルギー性結膜炎に対しては
花粉が飛び始める前から使用を開始すると効果的と言われています。
軽い症状なら市販の目薬で十分に効果が出ますが、
良くならない場合は早めに受診するようにしましょう。