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漢方エキス製剤の吸湿性
こんにちは。
しみず店です(^^)
9月19日の彼岸入りを目前に湿度の高い日が続くようですね。
今回は漢方エキス製剤の吸湿性についてお話ししたいと思います。
当薬局は耳鼻科クリニックの門前薬局ということもあり、小児の処方箋も数多く受けておりますが、
時々漢方エキス製剤の処方を受けることがあります。
小児に漢方が処方される場合は、成人量よりも少量で処方されるため、
エキス製剤のアルミ包装の1包を2回に分けたり、
2包を3回に分けたりといった飲み方になることがあります。
そういった処方に対し、以前までは秤量・再分包を行っていましたが、
梅雨を迎える頃に再分包をせずに調剤するようにしました。
そして今回、6月に再分包した際に吸湿の経過をたどってみようということで、経時変化を写真に収めました。
まずはアルミ包装を開けたばかりの様子です。
↓6月中旬撮影
次に左から7月→8月→9月それぞれ中旬に撮影したものです。
色調、形状の変化が一目でわかります。
門前のDr.から処方される漢方エキス製剤は、今のところ30日を超えた日数が処方されることは無いですが、
一週間でも少なからず吸湿すると考えられるため、これからも再分包は行わずお渡しするつもりです。
しかし、お子様の保護者からご要望があった場合やアルミ包装がキリ良くお渡し出来ない場合は、
再分包しチャック付きポリ袋に乾燥剤を入れてお渡ししています。
ツムラ製薬さんによりますと、再分包した漢方エキス製剤はチャック付きポリ袋か缶に入れて冷蔵庫に保存することを推奨しているようです。(但し、冷蔵庫の野菜室は避ける)
再分包が必要な場合や希望される場合は、是非チャック付きポリ袋か缶に入れて冷蔵庫の野菜室以外で保存するようにして下さいね!