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日常に隠れる依存症
こんにちは。ヤギ調剤薬局広畑店です!
そろそろ春の花粉症も始まってきた方もおられるのではないでしょうか。
今回のケロちゃんロコちゃんはバレンタインモードです❤
最近テレビなどで、市販薬などの乱用や依存症について紹介されているのを
よく見かけます。しかし、実は依存症は薬物だけではなく普段から摂取するような
飲み物などにも含まれる成分でも起こりうるのです。
日常的にモーニングや仕事の休憩、テレワークの眠気覚ましなどで
コーヒーやエナジードリンクをよく飲む方もおられるのではないでしょうか。
そこで今回は、それらの飲み物などにも含まれ、
眠気覚ましの作用もあると知られているカフェインについてお話していきます。
★カフェインの体内での作用★
カフェインは「アデノシン」という神経を鎮静させる物質と化学構造が似ているため、
アデノシンが結合して鎮静作用を発揮する “受容体” というところに結合します。
それによって、アデノシンが受容体に結合することが出来ず、
作用を阻害されることで神経が興奮してしまうのです。
それでは、カフェインはどのようなものに含まれるのでしょうか?
日常的によく飲んだり食べたりするものにも含まれているようですね。
欧州食品安全機関(EFSA)では、健康な成人のカフェイン最大摂取量を
1日400㎎ / 1回200㎎まで と設定しています。
★カフェイン摂取量の増加について★
カフェインの摂取量が増えてしまう理由は、カフェインの持つ
「疲労を感じにくくする効果」が関係しています。
カフェインは人間の脳に働きかけ疲労を感じにくくしてくれるので、
次回もその作用を期待して摂取したくなってしまいます。
その結果、徐々に少量のカフェインでは満足できなくなり、
定期的にカフェインを摂取したくなるのでカフェインの摂取量が増えていくのです。
最終的にはカフェイン依存症になり、カフェインがないと落ち着かなくなってしまいます。
最後にカフェイン依存症の症状です。
症状としては上記の他に、
倦怠感 / 眠気 / 手足のしびれ / イライラ / 動悸 など、様々なものがあります。
カフェインの含まれる飲食物は、節度を持って楽しみ・活用しましょう!
【 参照 】食品中のカフェイン「食品安全委員会」より